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本屋大賞2011年 3位:『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦
『ペンギン・ハイウェイ』の内容の紹介
小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。
著者「森見登美彦」について
奈良県生駒市出身。ペンネームは本名の姓「森見」に、この地にゆかりの深い登美長髄彦を合わせたもの[1]。奈良女子大学文学部附属中学校・高等学校(現:奈良女子大学附属中等教育学校)卒業。京都大学農学部生物機能科学学科応用生命科学コースを卒業、同大学院農学研究科修士課程修了。在学中は体育会のライフル射撃部に所属。2003年『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、小説家デビュー。2006年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、本屋大賞(2位)などを受賞し注目を集め、兼業作家として執筆活動を続けている。
作品の特徴は、マジックリアリズムの手法で巧みにアレンジした独特の世界観と文体をもつ。作品は『ペンギン・ハイウェイ』以外、すべて京都が舞台である。個性的で強烈なキャラクターを多く登場させ、その魅力を前面に押し出すことが多い。『詭弁論部』『金曜倶楽部』『図書館警察』『自転車にこやか整理軍』など作品同士のリンク点も多く、複数の作品に登場するキャラクターもいる。初期の作品では京都大学の学生を主人公にしている物ががほとんどだが、近年は狸や小学生を主人公にした作品も書いている。
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