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本屋大賞2008年 4位:『悪人』吉田修一
『悪人』の内容の紹介
保険外交員女性・石橋佳乃が土木作業員・清水祐一に殺された。清水は別の女性・馬込光代を連れ、逃避行をする。 なぜ、事件が起きたのか?事件当初、容疑者は裕福な大学生・増尾圭吾だったが、拘束された増尾の供述と新たな証言者から、容疑の焦点は清水に絞られる事になる。 当作品は、第1章から第4章まで石橋佳乃を彼女に例えてサブタイトルとしているが、最終章では「私が出会った悪人」となっている。
著者「吉田修一」について
長崎市出身。長崎県立長崎南高等学校、法政大学経営学部卒業。その後、スイミングスクールのインストラクターなどのアルバイトなどを経験。1997年、「最後の息子」で、第84回文學界新人賞を受賞し、小説家デビュー。同作で、第117回芥川賞候補。 2002年、『パレード』で、第15回山本周五郎賞を受賞し、同年には「パーク・ライフ」で、第127回芥川賞を受賞。純文学と大衆小説の文学賞を合わせて受賞したことで、山田詠美や島田雅彦と同じ系統のクロスオーバー作家が現れたと話題になった。 2003年、布袋寅泰のシングル『NOCTURNE No.9』のカップリング「グレイト・エスケイプ」で、作詞に挑戦。 若者の都市生活を描いた作品が多かったが、殺人事件を題材にした長編『悪人』で新境地を開き、2007年に第34回大佛次郎賞と第61回毎日出版文化賞を受賞。 2010年、『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞を受賞。
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