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本屋大賞2011年 9位:『キケン』有川浩
『キケン』の内容の紹介
成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。
著者「有川浩」について
2003年に『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞し、翌年に同作にてデビュー。
ライトノベルでデビューしながらも、2作目からは一般文芸書籍と同等のハードカバー出版が続いており電撃文庫出身作家の中でも特殊な扱いを受けている(文庫で出版されたデビュー作『塩の街』も、後にハードカバーで出版され直した)。インタビューでは、作品を大人向けのライトノベルと語っており、一般文芸に活動の範囲を広げた現在でも自らを「ライトノベル作家」と称している。 2006年に発売された『図書館戦争』は、「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を、2007年度本屋大賞で第5位を獲得。2008年、『図書館戦争』シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。2009年に発売された『植物図鑑』も2010年度本屋大賞にノミネートされるなど、活躍の場を広げている。
電撃文庫の他作家からは「姉さん」と呼ばれている(少なくとも、柴村仁・壁井ユカコの二人が発言)。
デビューからしばらくの間は、主にSF・ミリタリー色の濃い作品を発表していた。
デビュー作から3作続けて、自衛隊と未知の物体・生物との接触をテーマにした作品を発表しており、陸上自衛隊の『塩の街』、航空自衛隊の『空の中』、海上自衛隊・海上保安庁・機動隊の『海の底』は合わせて自衛隊三部作と称されている。また、2006年にスタートした『図書館戦争』シリーズでも「図書隊」という架空軍事組織が存在するパラレルワールドが描かれ、SF・ミリタリー的な要素が物語に大きく関わっている。またそうした中でも、「ベタ甘」とも評される恋愛ストーリーが作品に絡められており、特にヒロインと年齢的・社会的な格差のある男性との恋愛が度々描かれる。
2006年頃からは『レインツリーの国』、『阪急電車』などSF・ミリタリー的な要素の無い作品も刊行され始めている。
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