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■お腹を下す（下痢をする） ＜考えられる病気＞ 胃腸の病気、過食、すい臓病、肝臓の病気、感染症、ジステンパー、内部寄生虫、腹部の腫瘍、パルボウイルス感染症、犬伝染性肝炎、レプトスピラ症、中毒、精神的ストレス ＜症状＞ 柔らかい便、水っぽい便等、便に異常が見られる。 ＜原因＞ ・食事による下痢 犬も人間同様に牛乳を飲み過ぎたり、刺激の強いものを食べると下痢を起こす場合があります。また腐ったものや異物を拾い食いした場合にも下痢を起こします。 ・寄生虫感染、ウィルス・細菌感染による下痢 回虫症、瓜実条虫症、鞭虫症、糞線虫症、鉤虫症、マンソン裂頭条虫症、ジアルジア症などの寄生虫症によって起こります。また、ウィルス感染や細菌感染ですと、パルボウイルス感染症、犬ジステンパーウイルス感染症、コロナウイルス感染症などのウイルス感染症や、大腸菌・サルモネラ菌などの細菌感染によっても下痢を起こします。 ・腸炎や膵炎、腫瘍などによる下痢 胃や腸の腫瘍、悪性リンパ腫（消化器型）、胃や腸の腫瘍などによっても下痢を起こします。 ・ストレスや精神的ショックによる下痢 人間同様に引越しやお泊り等の住環境の変化によるストレスや精神的なショックによっても下痢を起こします。 ＜治療方法＞ ・食事を一食抜く。 腸に負担がかかっている状態ですので、食事を与えることは更に腸への負担を増すこととなります。下痢をした後、一食分の食事を抜いてみる。 ・食事の量を減らす 腸に負担がかからないように、食事の量を控えめにする。おかゆのような消化のよい食べ物を与える。ドライフードならお湯で少し柔らかくして与える。 ※下痢が何日も続いたりする場合は、放っておくと犬の生命にも関わる可能性があります。下痢だからと油断は禁物です。獣医さんに見てもらいましょう。 ■吐く ■ヨダレが異常に多い ■目がおかしい ■しきりに頭を振る ■身体をしきりに掻く ■毛が以上に抜ける ■咳をする ■痩せる ■お腹が膨らむ ■水をよく飲み、沢山排尿する ■歩き方がおかしい ■背中を丸めている ■臭いニオイがする
犬の病気ガイドでは「犬の症状でどんな病気の可能性があるのか」「犬の病気の原因は何か？」「どういう対処をすればよいか？」などを飼い主の方にわかりやすく解説しています。愛犬のため、そして愛犬を愛する飼い主のために少しでもお役に立てたらと思います。